深呼吸する言葉・港の女「J」

主無き島に取り残された深呼吸歌人の記録

深呼吸する言葉・233

あなたは今年、シルバニアファミリーを選んだ。 10年後、このウサギさんやリスさんは何処へ。そして、あなたは何処へ向かうのか。

深呼吸する言葉・232

いつ行く?いつ会う?いつから始める? その問いかけすべてに「今日!」と答えることができるなら。

深呼吸する言葉・231

むかしむかし、 ため息をつきながら嫌々と蹴鞠に参加した人もいたのでしょうね。

深呼吸する言葉・230

産まなくては解らない事が沢山あるが、 産んでしまったら永久に分からない事もある。

深呼吸する言葉・229

昼下がりの駅に独り。晴天。病院の看板。ホームから見える ベランダの布団と鯉のぼり。眩しいフリをして少し目を細めてみた。 絶句するほどの平凡に、私は合掌しよう。

深呼吸する言葉・228

さて、カネが無力になるところを垣間見たのだから、 私たちは、もう昔には戻れ(ら)ないだろう。

深呼吸する言葉・227

西の町を出て東の町へ向かった、一年前の今日。 東向きなのに西日が入る部屋で、今日も一日が終わる。

深呼吸する言葉・226

土砂降りの中出掛けて行き、「何も、こんな日にやらなくても」といわれるような事をしてみたい。 こちらは雨の福岡。では行って参ります。

深呼吸する言葉・225

空が毎日迫力を増している。 あなたもそれに気がついている、と信じていたいんです。

深呼吸する言葉・224

この時を、静止しながら走る、マイ ハート。

深呼吸する言葉・223

嵐の時のように、多くの人が共通の何かに注目している時って、少しわくわくする。 それはやはり、嵐のようにすぐ過ぎ去ってしまう感覚なんだけど。

深呼吸する言葉・222

午前11時、独り、床の上で大の字になる。 呼吸のようにカーテンがそよぐ。その風が肌にあたる頃、全てを思い出す。秋の全てを。

深呼吸する言葉・221

見た目は変わらず、汗まみれ。 だけどみんなの中に、秋の苗がどんどん育っているね。

深呼吸する言葉・220

「泥舟に乗ってしまった」と悩むフリをするあなたの本当の輝きを、無限の愛でみつめていたい。

深呼吸する言葉・219

夕餉&晩酌。静かないつもの風景。 でも脳みその中ではいつも、あなたや、あの方や、あの人と、飲み会をしています。 今宵は私もあなたの脳内宴に呼んでください。

深呼吸する言葉・218

じゃあそろそろやめてみましょうか。はじまる予感に従って。

深呼吸する言葉・217

雨上がりの道を誰よりも先に歩いて、光をばらまくイメージで。その光が遠くあなたにも届くイメージで。

深呼吸する言葉・216

初登校のスリル。それはまるで、親だけが乗れるジェットコースター。

深呼吸する言葉・215

ドアの前で行ったり来たりしていたら、雪は溶け、風も止み、いつしか花、花、花。

深呼吸する言葉・214

アーモンドチョコを噛み砕いて、歯に詰まって、舌先でスッキリさせようとがんばっている時に、恋愛ブログなんかあっかんべーだよ。

深呼吸する言葉・213

あとひと月半で、餅、餅、餅かあ。

深呼吸する言葉・212

リャマの仔の首筋をそっと撫でた。 このうえもなく儚げな柔らかさと、温かく湿った獣毛のリアルに射抜かれて思わずよろめいた。

深呼吸する言葉・211

いいえ、私はまだやめません。今日は沢山の貝で砂山を飾りたいのです! 砂山もこの人生も、子供の為ではなく自分が楽しむ為に作っているのです!

深呼吸する言葉・210

昔から、学校での自分と放課後の自分を分けて楽しんでいた。 今でも、この場所をミクシィやツイッターと別にしておくのが私の好きなやり方。

深呼吸する言葉・209

自分の産んだ人が、一人で自転車を漕いでいる。 なんたる奇跡か!と天を仰ぐ。

深呼吸する言葉・208

願いは叶う。その証拠に、私たちは「なかなか叶わない」という幻想を楽しむ事を叶えている。

深呼吸する言葉・207

思考と言葉が回転しながら降ってきても、どれも拾わずに落ちていくのを眺めるだけ。 だけど落ち葉の季節っぽくて、それもいいじゃない。

深呼吸する言葉・206

さっぱり理解できなかった本が、いとも簡単に心にしみ込んでくる時、自分の成長を知る。

深呼吸する言葉・205

眠れぬ夜。 おもうは君の面影、ではなくて、明日の朝ご飯。

深呼吸する言葉・204

ランドセルが軽いかどうかなんて関係ない。 子供が感じるのは、自分がランドセルを所有するという重みだけ。